KDP新刊情報 淡波亮作さん『奇想短編集 そののちの世界⑧ センス・オブ・デリカシー』 《2015年03月05日より》

KDP新刊情報

ちゅうもーく☆ 淡波亮作さん(@RyoAwa)から新刊のお知らせが届いてるわよ。

舞台は近未来の日本。物語は美食から始まりますが、日本でもすでに食文化はすっかり崩壊していたことが明らかにされます。そして、事態は意外な方向へ……。
タイトルが片仮名だと内容が少々分かりづらい印象だったでしょうか?
読後に訪れる余韻の深さではシリーズ隋一かも!
こちらも作者お勧めの一品です。どうぞ宜しくお願いします。

ふむふむ。いったいどんな内容の本なのかしら。

人類はいったいどこまで行ってしまうのか……?
どんなに奇想天外な未来でも、明日にも起こり得るのではないかと変に納得してしまうことの恐ろしさ。
科学と文明の過剰な発達がもたらすかもしれない様々な「そののちの世界」の出来事を、SFタッチで、ダークなタッチで、またはユーモラスに描いた短編集です。

第八話の本作は、『センス・オブ・デリカシー』

主人公佐山哲夫は、就職内定後にM&Aで世界的な工業食品コングロマリットに買収された陽山食品工業に就職した。違和感を覚える中、周囲はこの成長産業に入った佐山を祝福してくれた。
佐山は毎晩、業務終了後に会社と業界を研究し、この世界の理解を深め続けた。だがその結果として自分自身を困った立場に追い込んでしまった。学生が他人事を観察して論文を書く程度のノリで、工業食品の欠陥と将来性への不安を報告書にまとめていたのだ。そして、佐山は就職からたった半年で合成食品工場への異動を言い渡されたのであった。

"俺は知ってるんだ。本当に旨いものなどもう、――少なくとも外食産業や一般に流通している食材を見る限り――どこを探したって見つからないってことを。"

"背後から誰かが駆けてくるような音が迫ってきた。
「待って!」
その男の声だろう、店の中で非常識な大きな声だ。そう思って振り向いたその時、駆けてきた男がちょうどリノリウムの床で足を滑らせた。"

ある小さな事件をきっかけに、佐山は自らの目に見えていた世界が、本当の世界ではなかったことに気付き始める。

そして佐山は、もはや畑も家畜も必要としなくなった世界で、自分だけのために菜園を耕し続けるのだ……。

すぐに読めて、でもずっとどこかに残ってしまう。ちょっと不思議でほろ苦い読書体験が、あなたを待っている!
本シリーズは末尾に5が付く日に最新話が刊行されます。2015年3月25日発売予定の最終話以外は各短編にストーリー上の関連はありませんので、どの回からでもお読みいただけます。

どう? 気になった人は見逃さずチェックよ! この本が素敵な読者さんに恵まれますように。


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