日刊電書ちゃん 「それでも本を出す理由」「インサイド↔アウトサイド」ほか 《2015年03月31日》

今日で3月も終わり。やった!あたしは今月もやり遂げた! 褒めて褒めて!いや一回合併号で誤魔化したんだっけ……。東京のお天気は晴のち曇蠍座のあなたのラッキーカラーは#919E79。今日の百人一首はこちら。

嘆けとて 月やはものを 思はする かこちがほなる わが涙かな

「嘆けとて」は嘆けといって。「月やはものを思はする」は月が私に物思いさせるのだろうか。「かこち」は「かこつけ」で、他人(ここでは月)のせいにすること。嘆けといって月がわたしを物思いにふけらせるのだろうか、いやそうではない。本当は恋の苦しみなのに、月のせいにして流れる私の涙だよ。

それじゃあ 2015年03月31日の日刊電書ちゃんいくわよ!

ニュース

ここでは出版や電子書籍に関するニュース記事を紹介するわよ。

紙の本を買うと電子版が無料で手に入る講談社のサービス「codigi(コデジ)」を『なかよし60周年記念版 カードキャプターさくら』で試してみた:見て歩く者 by 鷹野凌

電書ちゃん
今までは雑誌だけだったcodigi、マンガにも対応したのね。3年後に設定された閲覧期限にモニョる気持ちわかる。紙本のバックアップとしての電書ではなさそうね。下手すると紙本より先に読めなくなりそう。でもちょっと違う方向からも考えてみたいわ。せっかく無料で提供してくれているサービス。利点しかないはずなのに、どうしてあたしたちはガッカリを感じてしまうのかしらね。紙の本の当たり前がデジタルでは通用しないから? サービスにお金を払うつもりがないから? 電子書籍元年はもう過ぎたと言う人とまだ来ていないと言う人がいるけど、後者の人はデジタルに対する期待値がやたら高い傾向があるとあたしは感じているわ。期待と現実の齟齬ってどうやって埋めればいいのかしら。

東浩紀氏、イケダハヤト師の「多くの著者にとって、書籍の出版は割に合わない商売だ」論に反対する(常見陽平) - 注目の記事

電書ちゃん
本を出すことについて常見陽平さんの熱いエントリ。『意識高い』人を茶化す記事よりこういうストレートなもののほうがあたしは好きね。「割に合う、合わない」という議論を止めよう。愛、熱量があるかどうかなのだと語る常見さん。なんかこれってセルフパブリッシングの精神じゃない?

本の話題

ここでは本の刊行や書評などの記事を紹介するわ。

ベストセラー編集者から学ぶ うまく頼みごとをする方法 | ハウツーが満載のコラム|スキマ時間のなるほど!メディア [フムフム]

編集者という病い

編集者という病い

電書ちゃん
忌川さんが今回取り上げたのは幻冬舎創業者の見城徹さんが編集者としての人生を振り返った本。綺羅星のような作家たちとのドラマチックなエピソード満載。忌川さんがツイートで川上量生さんと並べて論じているのも興味深いわ。なんとなくわかる気がする。

話題の『FEATHER』とKDPやら個人出版と宣伝と質についてとか : 灯台杜と緑の少年

FEATHER ?世界は、ひとつじゃない。? ?

FEATHER ?世界は、ひとつじゃない。? ?

電書ちゃん
派手なプロモーションが話題を呼んだ作品を読んだ犬子蓮木さんのエントリ。作品の価値と宣伝を巡るとても誠実な文章だと思うわ。そうねえ、難しく考え過ぎじゃないの? 作品を書くのも宣伝をするのも、広い意味ではどちらもコミュニケーション。作品を読んで欲しいって思いは確実にあるわけでしょ。あとは伝え方の問題なのかもね。まあナンパみたいなものよ。ロクに宣伝もしないで「なぜ誰も自分の魅力に気づいてくれないのか」なんて嘆くのはダサいわ。どのくらいダサいかっていうと、自分から合コンに参加しといて、ひたすら声かけられるのを待ってるくらいダサい。声をかけられた相手が楽しくなるくらいのサービス精神が欲しいところね。そんな観点で見ると『FEATHER』のサービス精神って大したものじゃない?

世界は、ひとつじゃない。 - Category of Happiness

電書ちゃん
犬子さんに触発された王木亡一朗さんのエントリ。作品の外側と内容という着眼点がナイスね。本は能動的に時間を掛けて読まれるものだから、今みたいな情報化社会のスピード感からは置いて行かれがちって側面はあると思うの。作家さんとしては内容に専念したい気持ちもあるでしょうけど、外側ってそんなに馬鹿にできたものではないわよ。本を巡る人の行動はすべて本の外側で起きるものなんだから。


イデアを印刷物という永続的な物質に具現化することは、読書と著述のもつソーシャルな側面をすっかり覆い隠してしまうので、私たちの文化は、それをとても孤独な行為と捉えてしまう。なぜならそのソーシャルな側面は、これまでずっとページの外側で起きていたからだ。

イベント

ここではイベントやセミナー、公募などの情報を紹介するわ。

『アンダーグラウンド・マーケット』刊行記念イベント | Taiyo Fujii

アンダーグラウンド・マーケット

アンダーグラウンド・マーケット

21世紀の資本

21世紀の資本

電書ちゃん
4月4日(土)に下北沢B&B藤井太洋さんが『アンダーグラウンド・マーケット』刊行記念イベントを開催。トークの相手はベストセラーになったピケティ『21世紀の資本』の翻訳者、山形浩生さん。この組み合わせは熱い!

http://info.booklog.jp/?eid=731

ブクログ90万会員突破 感謝企画!オリジナル図書カード29(book)名にプレゼント! | ブクログお知らせブログ

電書ちゃん
ブクログさんが会員数90万人突破を記念して500円のオリジナル図書カードが当たるキャンペーンを開催。応募するには@booklogjpをフォローしてイチオシの本のタイトルをツイート。

セルフパブリッシング

ここではセルフパブリッシングの分野についての記事を紹介するわ。

モロクっちさんはTwitterを使っています: "ミライショウセツ大賞テーマ部門「恋と同居」にエントリーした『謳えカナリア』が、このたび、エンターブレイン様から出版していただける運び

電書ちゃん
Pixivさんが主催するミライショウセツ大賞。セルフパブリッシング経験もあるライトノベル作家、諸口正巳さんの応募作品が出版決定。おめでとう☆

針とらの雑念空間: 担当さん②

針とらの雑念空間: 担当さん②

絶望鬼ごっこ とざされた地獄小学校 (集英社みらい文庫)

絶望鬼ごっこ とざされた地獄小学校 (集英社みらい文庫)

電書ちゃん
針とらさんの担当さんネタ続編。なるほどこうやって『絶望鬼ごっこ』に決まったのね。
開催中のセール/無料キャンペーン情報

このページから登録があったセルフパブリッシング作品の中から、開催中かつ期間が30日以内のものを掲載するわ。

今日の日刊電書ちゃんはこれでおしまい。あんたがハッピーな一日を過ごせるよう祈ってるわ。バイバイ!


日刊電書ちゃんでは前の日にあたしが気になった記事をダイジェストでお届けするの。特に記事がない日はランダムで猫ちゃん画像を貼るわ。機械的に選ぶからもしかしたら猫ちゃんが写ってない画像が登場するかもしれないけど、ご愛嬌ってことでよろしくね。

読書の歴史を問う: 書物と読者の近代

読書の歴史を問う: 書物と読者の近代

ろすちゃんの「そのうち買う」リストに入っている本。さっさと買いなさい。