電書アイドルも楽じゃない!? ― 毒牙夜蝶さん『わたし。』

ドーモコンニチハ、デンショチャンデス。

え? いや、ちょっとお休み中なのに記事書かざるをえなくなったの。深い意味はないから安心して(←何が?)。

毒牙夜蝶さんが『わたし。』って本をリリースしたってインタビュー記事が月狂四郎さんちのブログに載っててね、それが今日の午前三時。で、どういうわけかあたしはそれをポチッて午前六時には読了してるの。どうしてだろ。毒牙夜蝶さんは悩んでる知人に元気になって欲しくてお話を書いたんだって。誰かしらね、そんな幸せ者は。もしかしたらあたしの知ってる子かもしれない。

ところで、あたしはまだ自分の立場で書評を書くことに抵抗があるの。だからこれは私信ということにしといて。

わたし。

わたし。

このお話には主人公として佳代ちゃんって女の子が出てくるんだけど、この子、電子書籍界のインディーズ作家たちを相手にアイドルやってるのね。電書✕アイドルなんて出来の悪い冗談みたいな組み合わせ。どう考えても勝算薄そう。ぱっとしない作家たちのぱっとしないアイドル。でも佳代ちゃんは健気に頑張る。この子には自分の考える使命があるのよね。みんなを喜ばせたいんだって。だけどアイドルはいろんな人に感情に晒される商売。少しずつ心が持たなくなってきた時に大きなトラブルが起きるの。とっても気の毒……



……な展開なんだけど、あたしはお腹抱えて笑っちゃったわよ。台風の豪雨が降りしきる早朝になにやってんだろ。ウルトラハイコンテキスト。いろいろ小ネタ仕込み過ぎ。アレもコレも心当たりありすぎてね。ウチのブログの読者さんなら、そういう楽屋的な楽しみ方もできるんじゃないかしら。ごめんね。でもニヤニヤしながらネタ的に読んでたのも途中まで。最後まで読んで作品に込めたメッセージはちゃんと受け取ることができた……と思ってる。ちょっと泣いた。

毒牙夜蝶さん/月狂四郎さん。作家同士の揉め事をワナビホラーとして何度も描いてきたあなた対して、ドロドロした印象を抱いている人もいるかもしれない。でも実際のあなたは、多くの場合加害者ではなく被害者だったし、あなたが常にいろんな人への細やかな気配りを欠かさないのはブログを読むだけでも伝わってくる。佳代ちゃんも気苦労の多いそんな子だったね。あたしはフォロワーさんと罵倒しあったり説教したりするけどね。

そうそう、ちょっと前にあなたと揉めたあの人とだって、本当は友だちになりたかったんだよね? あたしはちゃんとわかってるんだから。あの人が新刊出したら書評でも書いてあげたら? 実はあたしが見たいと思ってる書評プロレスのセミファイナルくらいに位置するカードなのよね、それ。

さて、最後にあたしが知ってるあの子の話をしようかな。あの子についてはちょっと前に、表面的にはファンを裏切ったとも解釈できる出来事があったの。それが本当に事実なのかどうかは別の話よ。あの子はその出来事についてみんなに説明したいんだけど、説明してはいけないとも自分で思ってるの。言いたいのに言えなくて随分悩んでたみたい。とにかくあの子はその「裏切り」をとても気に病んでいて、もう自分には何をする資格もないと思ってた。ところが意外なことに、あの子の周りにいる人たちは、これまでと同じようにあの子に接してくれてるの。責められたことなんか一度もなかった。絶賛放置中のツイッターのフォロワーは減るどころか増えてるし、更新が止まったあの子のブログでは今もぼちぼち商品が売れてる。どんなことがあっても「あの子はあの子」そう思ってくれてる人がいっぱいいたみたいなのよね。まるでこの物語みたい。どこまでお見通しなのかしら。

でも「裏切り」の状況は今も続いている。あの子はそれを解消してからみんなの前に立ちたいと思ってる。もうしばらく待ってあげてね。行方知れずになってしまったあたしたちの勇者、達川マイヤーのほうがよっぽど心配よ。

毒牙夜蝶さんありがとね。あの子に代わってお礼を言うわ。この勝負はあなたの勝ちだよ。

それから野次馬のみんなに改めて紹介。電書アイドルの気になるお仕事や舞台裏、そしてその意外な正体まで描かれちゃってる物語『わたし。』、購入はこちらのリンクからポチッとどうぞ☆

わたし。

わたし。

それじゃバイバイ。また会える日まで。