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KDP無料キャンペーン情報 松野栄司さん『咎人戦騎3: 第三話:【作家】』 《2016年08月02日より》

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KDPセール&無料キャンペーン

やっほー☆ 松野栄司さん(@todomaru21)から無料キャンペーンのお知らせが届いてるわよ。

【内容紹介】

古来より人の心の闇に付け込み、人を喰らう魔物が存在した。
魔物の名は魔徒。そして、魔徒を狩る騎士も又、存在した。
生きた鎧、戦騎を駆り、人々を護る騎士。
主人公・羅刹は生前に罪を犯し、咎人で在りながら騎士として魔徒を討つ定めを課せられていた。
だが、羅刹は魔徒を斬る事だけに捉われていて、人を護ろうとはしなかった。
まるで、抜き身の刀で在る。
在る時、一人の少女に出逢い、羅刹に僅かな変化が顕れる。

咎人戦騎3: 第三話:【作家】

咎人戦騎3: 第三話:【作家】

価格99 円 → 0 円
期間2016年08月02日〜2016年08月06日

ここに書かれた期間はあくまでも目安だと思って。ストアの都合で予定よりも前後することがあるから注意してね。

それじゃこの本がどんな内容なのか見てみましょうか。

古来より人の心の闇に付け込み、人を喰らう魔物が存在した。
魔物の名は魔徒。そして、魔徒を狩る騎士も又、存在した。
生きた鎧、戦騎を駆り、人々を護る騎士。
主人公・羅刹は生前に罪を犯し、咎人で在りながら騎士として魔徒を討つ定めを課せられていた。
だが、羅刹は魔徒を斬る事だけに捉われていて、人を護ろうとはしなかった。
まるで、抜き身の刀で在る。
在る時、一人の少女に出逢い、羅刹に僅かな変化が顕れる。

第三話:【作家】
生涯を小説に捧げた男が居た。
偉大なる大作家と成ると豪語して、半世紀もの時を費やして来た。男の中で其れは使命と成り、妻さえも犠牲にしていた。

以下、本文抜粋。

「ふざけるなぁ! 私は……私は――」
 魔徒の背後には、香流羅が居た。
 羅刹と香流羅の放った剣撃に挟まれて、魔徒は消滅した。
「偉大なる大作家だ……」
 魔徒の最期の言葉を聞きながら、香流羅を睨み付ける。
「今度は、お前の番だ」
 此方を睨み返す香流羅。
 香流羅の両の腕(かいな)を、青い光りが包んでいた。
「お前には、無理だ。止めておけ」
「なら、試してみるか?」
 背後に気配を感じて、羅刹は横に飛んだ。
「逃がすかよっ!」
 光の羽根が無数の弾丸となって、羅刹を襲う。弾丸に紛れて、呪符の刺さったナイフが飛来していたのを、羅刹は見逃していなかった。先日の手合わせで、呪符の威力は学んでいた。
 瞬時に戦騎を喚装して、身を護った。
 羅刹の全身を、白い炎が包んでいた。戦騎の力で、召喚した物で在った。
 光の羽根を焼き払い、ナイフを剣で受け流した。
 死角から、獣の気配が飛び込んで来る。躱せるタイミングではなかった。
 炎の出力を上げて、剣先に宿す。剣を持つ手を返して、斬り上げる。
 全く手応えが無かった。
「勘の良い奴だ」
 眼前に佇む狼が、此方を見据えていた。
「余所見している暇はないぞ!」
 いつの間にか距離を詰めていた香流羅が、小太刀を繰り出していた。
 剣の形態を刀にして、鎬で受け止める。
「どうして、俺を目の敵にする?」
「お前が、戦騎騎士だからだ!」
 香流羅の瞳の奥に、憎悪の光が灯っている。
 羅刹は其の瞳に、己自身の姿を重ねていた。
「俺はお前を、斬らなければならない!」
 至近距離から光の羽根を放って来る。其れを炎で焼きながら、香流羅の放つ弐の刃を薙ぎ払う。狼の霊獣の位置にも気を配らなければならない。何時如何なる時に、奇襲を掛けて来るか解らない。隙を見せれば、必ず喰らい付いて来る。
 香流羅は自分に良く似ていた。
 憎しみに囚われ、魔徒を斬る一振りの刀。其れが自分だった。
「戦騎騎士が一体、何を護ったと言うのだ。魔徒に無惨に殺され、、喰われていった人間が、此の世に何人いると思う?」
 繰り出される斬撃。
 繰り返される連撃。
 ――躱し、払い、受け流す。其の一連の動きに対応するが、隙が窺えなかった。
「戦騎騎士に見捨てられた者の気持ちが、お前には解るか?」
 反撃の機を見据え一向(ひたすら)、護りに徹していた。
「《禍人の血族》は、戦騎騎士に見捨てられた一族だ。一族の怨みは、お前の力よりも深い!」
「怒りや憎しみを抱えているのは、お前だけじゃない!」
 斬撃を受ける刀を捨て、香流羅の懐へと潜り込んだ。ほんの僅かな隙で在ったが、羅刹は見逃さなかった。
「香流羅!」
 叫ぶ霊獣。
 香流羅の鳩尾に拳を叩き込んでいた。
 懐に忍ばせていた短刀を、香流羅の喉元に向けていた。
「此処は退け。手負いで勝てる程、俺は甘くない」
 香流羅の腹部が、血で滲んでいた。
 自分が負わせた傷ではなかった。恐らく、魔徒に依る物だ。
「殺さなかった事を、後悔するぞ?」
「今の俺なら。殺せばきっと、後悔している」
 互いの視線が交わる。
 憎しみの秘めた眼だった。まるで、互いが互いを映す鏡で在るかの様に、憎しみが交差していた。
 羅刹の脳裏で、過去の記憶が過ぎっていた。鬼子と呼ばれ、札付きの悪として扱われてきた生前。
 其の念を払拭するかの様に、魔徒を斬り続けて来た。
「香流羅、此処は退け!」
 霊獣が怒りに奮える香流羅を促した。
 其の言葉に従う様に、香流羅は去った。

さあ、気になる人は見逃さずチェックしてね! この本が素敵な読者さんに恵まれますように。


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