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KDP無料キャンペーン情報 松野栄司さん『咎人戦騎4: 第四話【呪毒】』 《2016年08月07日より》

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KDPセール&無料キャンペーン

やっほー☆ 松野栄司さん(@todomaru21)から無料キャンペーンのお知らせが届いてるわよ。

【内容紹介】

古来より人の心の闇に付け込み、人を喰らう魔物が存在した。
魔物の名は魔徒。そして、魔徒を狩る騎士も又、存在した。
生きた鎧、戦騎を駆り、人々を護る騎士。
主人公・羅刹は生前に罪を犯し、咎人で在りながら騎士として魔徒を討つ定めを課せられていた。
だが、羅刹は魔徒を斬る事だけに捉われていて、人を護ろうとはしなかった。
まるで、抜き身の刀で在る。
在る時、一人の少女に出逢い、羅刹に僅かな変化が顕れる。

咎人戦騎4: 第四話【呪毒】

咎人戦騎4: 第四話【呪毒】

価格99 円 → 0 円
期間2016年08月07日〜2016年08月11日

ここに書かれた期間はあくまでも目安だと思って。ストアの都合で予定よりも前後することがあるから注意してね。

それじゃこの本がどんな内容なのか見てみましょうか。

古来より人の心の闇に付け込み、人を喰らう魔物が存在した。
魔物の名は魔徒。そして、魔徒を狩る騎士も又、存在した。
生きた鎧、戦騎を駆り、人々を護る騎士。
主人公・羅刹は生前に罪を犯し、咎人で在りながら騎士として魔徒を討つ定めを課せられていた。
だが、羅刹は魔徒を斬る事だけに捉われていて、人を護ろうとはしなかった。
まるで、抜き身の刀で在る。
在る時、一人の少女に出逢い、羅刹に僅かな変化が顕れる。

第四話【呪毒】
皆川一乃には心の奥底から、憎い男が居た。
半年前、皆川邸に忍び込んだ殺人鬼の手に依って、一乃は両親を殺された。
其れ以来、一乃は男を呪い続ける様に成った。

以下、本文抜粋。

 美しい髪の女が居た。
 艶の在る漆黒の髪で在った。
 柔らかで、甘い香りを漂わせていた。櫛で梳けば、滑らかに通る事だろう。良く手入れがされている。見る者の心を魅せ、甘やかに惑わせる。
 然しながら、女には愁いが窺えた。翳りの在る其の佇まいが、内に秘めたる想いを物語っている様で在った。年の頃は二十歳そこそこ。其処此処に、切り傷や痣が垣間見えた。
 女の名前は、皆川一乃と言った。
 幼い頃より優しい両親に育てられて、成人を迎えるまで穢れの一切を知らずに生きてきた。
「呪ってやる……」
 心の奥底から絞り出したかの様な悪意が、其の声や言葉には籠められていた。
「呪ってやる……」
 掠れた声。
 怨みに染まった眼(まなこ)。
 只、髪だけが鈴(りん)と美しい色を奏でている。
 半年前、皆川家に一人の男が忍び込んで来た。三十代半ばの男で在った。男は一乃の両親を殺し、一乃の体をナイフで切り刻んだ。一乃の操を奪い、金品を持ち去って行った。未だに男は見付かっていない。
 心を侵され、体を穢され、両親を殺された。其の怨みの色は深く、清廉潔白な一乃の心を、漆黒に染め上げていた。
「呪ってやる!」
 己の髪を編み込んで作った人形を、男に見立ててナイフを突き立てた。何度も、何度も――。
 一心不乱に、一乃はナイフを振り降ろした。
 一乃の怨みはまるで、美しい毒で在った。甘やかで、艶やかで、漆黒に彩られた髪の様に、心に絡み付いては離さない。
 男が憎かった。
 殺す等と生易しい物ではなかった。自ら死にたくなる程の苦しみを与え続けた儘、生かし続けたかった。
 死ぬ事は赦さない。
 のうのうと生きる事も赦さない。
 無限の生地獄を味わわせてやりたかった。
 ――ならば、妾が毒を授けてしんぜよう。何処からか、女の声が聞こえてきた。
 低い声だった。
 一乃は只、ナイフを握る手を止め、辺りを窺うだけで在った。焦りや驚きは、微塵も見せなかった。
 ――ほう、微動だにせぬか。中々、肝が据わっておるわ。
 声の主が誰で、何処に居ようが、然したる問題ではなかった。
 一乃に取っては、そんな事はどうでも良かった。
「貴方、在の男の居場所が解るの?」
 恐ろしく冷ややかな声だった。以前の一乃は、もっと温もりの在る声音をしていた。其れが今では、すっかり温度を失っている。
 憎しみ以外の感情を、一乃は失ってしまったのだ。
 ――妾の力を以ってすれば、其の男に地獄の苦しみを与える事等、容易い事じゃ。
 其の言葉に、一乃は目を見開いていた。
「良いわ。貴方の言葉を信じる」
 全く感情の籠らぬ言葉を、声の主に向ける。
 ――ならば、妾を受け入れるが良い。
 其の刹那、一乃の中に何かが入り込んでいた。
 とても素晴らしい高揚感に包まれて、一乃は半年振りに笑っていた。

さあ、気になる人は見逃さずチェックしてね! この本が素敵な読者さんに恵まれますように。


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