KDP新刊情報 伊藤なむあひさん『星に(なって)願いを (隙間社電書)』 《2017年07月01日より》

KDP新刊情報

ちゅうもーく☆ 隙間社さん(@sukima_sha)から新刊のお知らせが届いてるわよ。

こんばんは、隙間社です。

2017年7月4日の隙間社設立2周年記念に、新刊『星に(なって)願いを』を発売しました!

7月10日まで限定で99円セールを行なっていますので、興味のある方は是非この週末にダウンロードしてみて下さいね。

これからも隙間社をどうぞ宜しくお願い致します!

星に(なって)願いを (隙間社電書)

星に(なって)願いを (隙間社電書)

ふむふむ。いったいどんな内容の本なのかしら。

パピ子はかわいそうな女の子だ。
プリンは一日一個までだしゲームは一日一時間まで。
そのうえ昨夜、ダンスホールにてバラバラ死体となってしまったのだ。
かわいそうなパピ子はダンスホールの片隅、
誰もが音楽に気をとられている間に何者かによってバラバラにされた。
(星に(なって)願いをより)

「僕で良ければ殺そうか? 彼ぴっぴ」
我ながら狡い性格だなと思った。
自分がしたいことすら他人を理由にしないと言えないなんて。
醜い。
そう思った。
顔のない姉の表情は読み取れず、僕は姉の親指の動きが止まるのを待った。
(首なし姫は川を下るより)

これで分かったことは、殺人ピエロなんて楽しそうにやっているやつは本当にどうかしてるってこと。
気分は最悪だし服もマスクも返り血でめちゃくちゃ。
もうお金返せって感じ。
気持ちを落ち着けるためにコンビニに寄ることにした。
ぴんぽろぴんぽろ音が鳴って自動ドアが開くとコンビニは大混乱。
だって、噂の札瓶ピエロが現れたんだから。
はは!
(ものがたりのにおいより)

まどろっこしい話はやめよう。事実だけをひとつ述べる。
僕たちのなかにオオカミがいる。
僕たちは知っていた。
むかしむかし、僕たちは七人だったことを。
七人がそれぞれの小屋に住んでいたんだ。
(五人の誰かさんより)

いいかい、よくお聞き。
この世界にはね、『ゴースト』なんていないんだよ。
現に父さんは『ゴースト』なんて一度も見たことがない。
本当さ。
子供の頃も、大人になっても。
おまえも見たことないんだろう、その、『ゴースト』なんていう無根拠なものを。
生きている人間にはね、目に見えるものしか必要ないんだ。
お父さんもそうやって生きてきた。
そして今、こうしてお母さんとお前と幸せに暮らしているんだよ。
『ゴースト』なんていない。
さあ、言ってごらん。
『ゴースト』なんていない。
(少年Aと少女Bと死体Cより)

ポスト幻想文学の旗手が送る短編集。
願い、をテーマに据えた五つの小説を収録。

著者:伊藤なむあひ
表紙絵:mayu!

どう? 気になった人は見逃さずチェックよ! この本が素敵な読者さんに恵まれますように。


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