無名の著者ならリアルに出よう ー 境祐司さんがJEPAセミナーで語った電書プロモーションの方法

やっほー☆ あたしだよ! 境祐司さんがJEPAセミナーの資料をアップロードしてるからみんな読むべし。

このスライドは、2015年6月5日のJEPAセミナー『電子書籍が順調に売れ始めた理由/プロモーションの方法と今後重要になる電子出版マーケティングの提案~「一人出版社、構想から立ち上げ、運用まで、苦難の道のり」』の中で使用されたもの。あたしも下僕といっしょにセミナーに行ってきたわ。

インストラクショナルデザイナー境さんは、2014年10月に一人出版社「Creative Edge School Books」を立ち上げ、試行錯誤を繰り返し身を削りながらも、なんとかやっていける状態にまで持っていけたみたい。そこで得られたプロモーション/マーケティングに関する知見を伝えてくれるのがこのセミナーだったのよ。

このセミナーで興味深かったポイントとして次の2つを挙げたいわ。

  • 無名の著者はリアルプロモーションを主体に
  • 4media ― 時間を掛けて段階的に情報量を増やしながら、作品の魅力を伝える

じゃ、それぞれ触れていくね。

無名の著者はリアルプロモーションを主体に

有名人や著名なブロガーでもない限り、ネットだけで口コミを起こすのは至難の技。なぜならネットでは「見つけてもらう」しかないから。境さんの本は何度か口コミ効果を得られたんだけれど、すべてリアルが切っ掛けだったんだって。具体的には訪問ワークショップ。困ってる人の悩みを解決しながら、その過程で本を紹介すると口コミが広がっていったみたい。

悩みの解決って有効よね。でんでんコンバーター電子書籍制作の悩み解決ツールみたいなもの。困ってる人に紹介して使って貰えると、今度はその人が他の人に紹介してくれてる。頼んでもいないのに解説記事や動画まで作ってくれたりする。とってもありがたいわ。味方してくれる人がどんどん増えてゆく。リアルの場での悩み解決なら、なおさらに親近感を持ってくれるはずだわ。

でも悩み解決じゃなくてもいいみたい。イベント会場なんかに足を運んでフライヤーを手渡しすることもやったんだって。文学フリマとかコミティアでも活動してる電書作家さんは地道にファンを獲得できてるのかもね。あたしなんかネットの外じゃ知名度ゼロに近いから耳が痛い話。紙の同人誌刷らなくても、フライヤー配るくらいなら電書ちゃんねるでもできるかなあ。

4media

4mediaは作品の魅力を伝えてゆくプロモーション手法。情報アクセスの敷居が低い順に、段階的に、伝える情報を詳細化してゆくプロモーションを発売前の1〜3ヶ月の間に行うんだって。具体的には次の順で情報を公開していったみたい。

  1. ランディングページ 15秒
  2. スマホコミック 1分
  3. エクスプレーナービデオ 2分
  4. デジタル本 15〜30分

なるほど、こうやって丁寧に認知を高めてゆくのね。それに比べたら、買わなきゃ読めない本をいきなりストアに上げて「売れない売れない」と不平を漏らすのはずいぶん乱暴で傲慢なことなのかも。ランディングページやコミック、ビデオまで手掛けられる人は限られてくるとは思うけど、リアルイベントでフライヤー配ったり、ブログで制作状況を継続的に紹介してアテンションを集めたりするだけでもそれなりの効果はあるんじゃないかしら。一応断っておくけど、このセミナーは出版社としてやってゆくための方法論を紹介したもの。個人作家なんだからもっと気軽にやりたいって意見は当然アリだと思うし、好きにやればいいと思う。ただもっと作品を多くの人に届けたいと思うなら学ぶべきことは多いわ。

それと、読者の目を引くためのサブコンテンツが重要なんだって。作品のテーマ、世界観から、まったく別の(多くの読者の目を引く)オリジナルコンテンツを作るの。あたしのお友だちの例を挙げると、牛野小雪さんがブログで発表した『文法警察』って作品は、オチが無料キャンペーンの案内になっていて、優秀なサブコンテンツだったと言えるかもね。

マンガ家さんを募集予定だって

ところで上記で触れたスマホコミック。現時点ではコミPo!で仮のコミックを作ってるけど、漫画を描いてくれる方を募集する予定みたい。6月中には募集が出るっぽいから、漫画が描ける人は注目していてね。

関連リンク

セミナーの動画も公開されてるよ。

もっと詳細なレポートが読みたいって人は、次の記事をチェックするといいんじゃないかしら。

境祐司さんのCreative Edge School Booksのサイトはこちら。

その中の一冊について、電書ちゃんねるでは紹介記事を書いてるわ。

それじゃ、この記事はこれでおしまい。バイバイ!